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オンラインでの被爆体験の継承についてお話しました

オンラインでの被爆体験継承の取り組みを紹介し合う、オンライン交流会「いのちのバトン~継承を考える~」が開催され、KNOW NUKES TOKYOからは、高橋悠太、高垣慶太、本間のどかが登壇しました。それぞれ、自身が関わるプロジェクトについて共有しました。(9月4日 / 特定非営利活動法人「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」主催)

高橋悠太は、元「ヒバクシャ国際署名」ユースとして、2020年に行われたオンライン被爆証言会(全4回)の紹介を行いました。

被爆者・児玉三智子さんとの証言会の中で、「私には、何ができますか」という質問多かったと紹介し、「核兵器の問題はあなたも当事者ですよ。全人類が当事者。なんで私に聞くの。あなたの言葉で話していい」と切り返されたことを紹介しました。その上で、「裏を返せば、広島・長崎のあの日、あの日から続く苦しみが、現代の核兵器の脅威や核軍縮の流れとつながっていないんだと思う」と提起して、被爆者のみなさんと向き合う意味が増していることを話しました。

高垣慶太は、昨年「被爆75年ユースラボ」でのオンラインの証言を聞く場、その後の交流の「ラボタイム」の様子などを紹介しました。

オンラインの取り組みを通して、「知る・考えることを継続」できたと提言。その上で、広島市中区の「被服支廠」や、被爆遺構の取り壊しの問題と絡めて、オンラインで学ぶことと同等に「実際に足を運ぶことが重要だ」と話しました。

本間のどかは、ピースボートのおりづるプロジェクトが主催している「海外向けのオンライン証言会」運営ボランティアとしての経験を話しました。

自身が、中高時代「高校生一万人署名活動」や「大使館応援ツアー」などを通して、被爆者と出会ったことから、大学進学後も活動を継続しています。最近は、被爆者のみなさんや彼らの証言と触れる中で、「戦争を”わかったような”気になるのが怖い」と実感を語りました。だからこそ、出会い、関わり続けているのだと思います。

その後、参加者の皆さんから、素敵な感性や、等身大のもがき・悩みを共有していただき、約45分間、対話をしました。参加者のみなさんの意見が、3人それぞれの苦悩や大切にしていることと重なり、一言一言丁寧に言葉を紡ぎながら、返答をさせてもらいました。

主催者のみなさん、参加してくださった方々、本当にありがとうございました。

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