報告 映画『太陽の子』上映会・トークイベント

12月19日、上智大学で、映画『太陽の子』の上映会とトークイベントを開催しましたす。この映画は、かつて、日本に存在した「原爆研究」を取り上げたこの作品で、俳優の柳楽優弥さん、有村架純さん、三浦春馬さんらが出演していることでも話題となり、全国で上映されています。

同世代の大学生と核兵器問題を考えるために、KNOW NUKES TOKYOメンバーで、上智大学学生の中村涼香(共同代表 / 大学3年)、徳田悠希(大学2年)が中心となって実行委員会を立ち上げ、上智大学「グローバルコンサーン研究所」の主催で、学内向け「上映会」*と監督らをゲストに迎えての「トークイベント」を開催しました。
*上映中の作品につき、大学関係者を対象に上映。トークイベントはオンライン配信

トークイベントには、黒崎博さん(監督)、浜野高宏さん(プロデューサー)に加え、中村涼香『上映会実行委員・司会)、徳田悠希(上映会実行委員)も登壇。

主人公は原爆開発に携わった若い科学者です。黒崎監督は、科学者と核兵器を私たちの社会に照らして、こんな発言をされました。「ある科学者と対話した時、彼が『一本の木で表すと、僕たちは幹なんだ。伸びた先にある、枝葉を社会は利用している。それが遺伝子組み換え食品であり、放射線の医療における利用であり、核兵器でもある。僕たち科学者は、それ全てに責任を持つことはできない』と言った。その是非はともかく、一度できたものは止められない。そして断罪できない。それが脈々と続き、未来も続いていくのだろう。」

徳田悠希は、ヒロインに自分を重ね、「『自分だけがよければいい』という価値観で行動したくはない。自分の意志で、選択できることが重要。当時の社会は、個人の選択を許さず、かつ選択肢が提示されなかった。今もその空気を感じる」とコメントしました。

日曜にもかかわらず、学内約30名の参加があり、トークセッションも盛り上がりました。芸術作品をアカデミックと、そして社会変革のムーブメントとつなげて捉える視点がユニークだったと思います。 参加者からは、「核兵器の問題との接点ができた」との嬉しいリアクションもありました。

夏に『太陽の子』関係者のみなさんとの接点ができ、その後、約半年かけて、上映会に至りました。核兵器禁止条約の締約国会議が予定されるなど、核兵器は国内外で重要なアジェンダとなってきました。引き続き、「映画のレンズを通して今を見る」をテーマに核兵器の問題を考える場を作りたいと思います。

ご参加いただいた方々、関係者のみなさま、ありがとうございました。

「トークイベント」のオンデマンドはこちら

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