11月17日、メンバーの徳田悠希と櫻井かおりが、お茶の水女子大学附属高校を訪問し、講演を行いました。
今回の講演は、広島を訪れる修学旅行に向けた、事前学習の第1回。高校2年生の3クラス、118名の生徒さんが参加し、真剣に耳をかたむけてくれました。
まず櫻井から、経験を踏まえつつ、「自分ごと」というテーマで講話。

その後徳田から、核兵器のさまざまなリスクや軍縮に向けたアプローチ、現在おこなわれている活動についてお話ししました。
核兵器の兵器としての特性だけではなく、政治やジェンダー、若者などのキーワードも織り交ぜることで、より身近な問題として捉えられたのではないかと思います。

また、高校生と年代も近い私たちの活動の存在は新鮮だったようで、メモをとりながら熱心に耳をかたむける生徒さんの姿が印象的でした。
また、次回は被爆者の方の話をきくという生徒さんたちに向けて、徳田自身のエピソードを紹介。
ある被爆者の方の話をきっかけに核兵器の問題に関心をもったことや、最近再会し「実際に行動に移してくれたのは初めてだ」と言われたこと、残念ながらその方は亡くなってしまったが、そういった被爆者の方々の思いも胸に活動を続けていることをお話ししました。
講演後には、「平和学習には怖いイメージもあったけれど、自分にも何かできるのではないかと、希望を持つことができた」という感想もありました。
心が動くだけではなく、その次の一歩を後押しする時間になっていれば、嬉しく思います。
短い時間ではありましたが、これから続いていく平和学習、そしてその先の人生の中で、生徒のみなさんがどう社会と向き合い、行動していくのか楽しみです。
お茶の水女子大学附属高校の生徒のみなさん、先生方、ありがとうございました。
(執筆 櫻井かおり)