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神戸市内でイベント「地域を変える政治参加」を共催しました

3月5日に、神戸市内で「地域を変える政治参加」~選挙で核のない世界をつくるアクションから考える~と題したイベントが開催されました。主催は、これから選挙権を持つようになる高校生2人、中村百花さん、長冨日向さんです(議員ウォッチは、協力団体として、実現をサポートさせていただきました。)

イベントでは、講師として招かれたリサーチャーの高橋悠太が、核のない世界に向けてこれまでどのような市民活動が行われてきたのか、それによって社会はどう変化するのか、自身の経験を踏まえての話をしました。その後、中村さんから統一地方選挙に向けて、兵庫県における核兵器禁止条約に対する各市町からの意見書掲出の現状や、注目する候補者の紹介がありました。(意見書採択状況は図の通り。兵庫被爆二世の会の資料などを参照。3月4日時点)

その後、全体での意見交流となりました。今回のイベントは15名定員で、少人数で意見交流ができる場としました。高校生を中心に、被爆二世の会、兵庫ユニセフ協会のユース、高校生平和大使実行委員会の関係者らが集いました。学生たちが抱いている問題意識を共有しました。

長冨日向さんは、「日本では、若い世代が政治の話をすることに対して、潜在的に苦手意識を持っているんじゃないかと思う。高校生でも考えるのは普通のことなんだと伝えたい」と話しました。また、自身の経験から、身近な人の行動や発言が周囲の意識を変えることを説明しました。

中村百花さんは、地元の市の人口比で大学生が多く、若い世代の政治参加がより重要であることや、自身が中学生の時に体験した広島への研修(吹田市主催)から平和への関心を持ったことを語りました。

それに対して先行世代から、経験の共有や意見が出されました。

最後に高橋から、「世代の垣根を越えて問題解決を進めるために、先行世代は、若い世代の問題意識に耳を傾け、活動するための資金と決定権を委ねることが必要だ」とコメントしました。

今回のイベントを通して、活動する場は違えど、関西を中心に社会問題に関わる同世代の高校生たちが対面で繋がりを持てたことも、大きな収穫になりました。核問題の議論を市民レベルから行いその雰囲気を広げることが、核廃絶への道であることに気づくことが出来ました。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。(執筆:中村百花、倉本芽美)

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