コンテンツへスキップ

パネルディスカッションに登壇し、議員面会プロジェクトなどについてお話しました

映像や映画での被爆体験の継承を目的とする「被爆者の声をうけつぐ映画祭」が開催され、最終日の「核兵器禁止条約発効記念講演とシンポジウム~被爆者の声をうけつぐために~」に、KNOW NUKES TOKYOから高橋悠太と徳田悠希が登壇しました。(「被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会」主催)

シンポジウムの第一部では、日本被団協・児玉三智子事務局次長が、「核兵器禁止条約と被爆者運動」とのテーマでお話されました。自らの被爆体験を語られ、「核が存在するということは、あなたも核被害者になるということ」という力強く、心を震わすメッセージを発されました。また、第二部では、映画祭の会場である武蔵大学の学生が、「私たちが考えるヒロシマ~被服支廠・毒ガス・核兵器禁止条約~」というテーマで、それぞれの学びを共有しました。

講演する児玉三智子さん

第三部のシンポジウムでは、私たちが核兵器の問題に関わるきっかけや、現在の取り組みに関してのパネルディスカッションが行われました。

徳田悠希は、核問題に興味を持ったきっかけとして、中高時代に修学旅行で聞いた被爆者の方の言葉を取り上げました。その随所に感じられた「私の未来を考えてくださっている」という優しさを受け取ったからこそ、何かしたいという思いを語りました。

また、現在行っている「議員面会プロジェクト」についても報告をしました。面会を通して感じた、議員の言う安全保障とは、結局なにを守りたいのかよく分からない、という実感を共有。安全保障や核兵器に関する議論を、他人任せにする議員の姿勢を問題提起しました。

高橋悠太は、高校時代に派遣されたウィーン国連事務局で、児玉三智子さんとの出会いを紹介し、被爆者のみなさんと名前と顔の分かる関係性を築いてきたことを紹介しました。

面会などの活動を通して、核兵器の問題に被害者の視点を自分や大切な人に重ねられるか、政策に反映できるかが重要だとしました。また、日本政府の言動や行動が「核兵器は大したことがない」というメッセージを発していると指摘。まずは、国民の核兵器禁止条約への意志を、一人ひとりが投票で示すべきだと訴えました。

また、映画祭のプログラム、「ヒロシマへの誓い サーロー節子ととに」「福島の息子」「ヒロシマ ナガサキ 最後の二重被爆者」の司会も担当させていただきました。

ご来場いただきました方々、そして実行委員会をはじめとする関係者のみなさん、本当にありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です