核兵器禁止条約発効から1年に寄せて(KNOW NUKES TOKYOコメント)

核兵器禁止条約の発効から1年。私たちは、大きな興奮と安堵、そして未来への責任を感じています。

KNOW NUKES TOKYOは、条約発効とともに、2021年5月に産声をあげました。首都圏を中心にイベント企画や国会議員との対話を通して、核兵器廃絶に取り組む学生団体として発足し、活動の環を広げてきました。

この1年で、社会の価値観は徐々に、でも確実に変化しました。先の選挙結果を見ても分かる通り、この問題から政治家も目を背けられなくなりました。核兵器廃絶は遠い未来の理想郷ではありません。誠実に、そして早急に解決すべき目先の課題です。条約が核兵器廃絶の優先順位を大きく押し上げたのです。そして、政治家や私たち市民1人1人に、この危機への対処を促しているのです。

同時に、核兵器廃絶に取り組む中で、根本的な社会のひずみや構造的な暴力が今まで以上に見え、それらにより意識的になってきました。
社会には様々な(構造的な)暴力、抑圧、ハラスメント・・・人間が人間らしく生きることを阻む力が存在します。核兵器という巨大なエネルギーの対極にいるのも、1人1人の人間です。しかも、貧困や教育格差、無理解に苦しむ最も弱い立場の人々です。そうした犠牲の上に、核兵器や核政策は成り立っているのです。

今日は、自らの立ち位置・視座により自覚的になるとともに、これまでみんなで歩んできた道のりと、獲得した「社会の変化」を讃え、励まし合い、未来に進む決意を新たにしたいと思います。

私たちはこの1年で数多くの進歩と変化を手にしました。私たちは、自分たちの手で社会は変えられると信じています。核兵器廃絶という未来を私たちはきっと掴みとることができるのです。その日に向かって、再び歩みを進めていきましょう。

KNOW NUKES TOKYO一同
(執筆 共同代表・高橋悠太)

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