9.26 2021

2021

9月26日「核兵器廃絶国際デー」に合わせてシンポジウムの企画運営の中心をKNOW NUKES TOKYOが担いました。

テーマは「安全保障とは何か-パンデミックの時代に考える」。
第1部で、KNOW NUKES TOKYOのイニシアティブで作成した「被爆国日本のU25による提言書」を外務省に提出しました。第2部では共同代表・高橋悠太がパネルディスカッションに登壇し、提言書へのコメントを外務省ほか登壇者に求め、「核抑止」に切り込む一幕もありました。

詳細なイベントルポは「NGO連絡会HP」へhttps://nuclearabolitionjpn.wordpress.com/2021/10/02/report_symposium0926/

シンポジウムは、「核兵器廃絶日本NGO連絡会」の主催、国連広報センターの共催により、市民社会・国連・政府の3者のパートナーシップによる取り組みとして2015年から毎年開催されています。2019年以降、共同代表の高橋悠太や中村涼香らが企画運営に携わっています。(今年は、NGO連絡会の加盟団体として、KNOW NUKES TOKYOが企画の中心を担わせていただきました)

今年も4月頃から、関係者との企画会議をスタートし、約半年かけて、テーマの設定、登壇者のアテンド、会場・配信の手配、当日の会場運営など、多岐にわたり、KNOW NUKES TOKYOのメンバーが活躍しました。

配信をご視聴いただいた方々、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

関わったKNOW NUKES TOKYOメンバーのコメントをご紹介します。

高橋悠太(9.26シンポジウム企画責任者 / NGO連絡会幹事)
9.26を通して、仲間の環が広がり、1人1人がキャンペーンの進め方を習得して、コミュニティー全体が成熟したと実感しています。また今年は「提言書」が議論の土台となりました。安全保障は「専門家の管轄」として閉鎖的な議論が続いてきたと思っています。しかし提言書が、その管轄・土俵を「市民社会」へと変化させました。だから、核抑止にまで、濃密な議論がつながったのです。抑止からどう脱却するか、核心的な議論が待っています。KNOW NUKES TOKYOは多様な議論の場を作り続けます。

中村涼香(提言書作成責任者)
昨年から続くパンデミックの中で私たちは日常を奪われ、普段見えていなかった多くのことを目の当たりにしました。その中で「私たちが本当に守りたいものは何か」という非常にシンプルで、かつ難しい問いに今年は正面から向き合ってみることにしました。今回作成した提言書には私たちが外務省、ひいては政府に何を要求するか、非常に明確に記載しています。その提言書を直接外務省に手渡すことができたこと、またそれを土台に深い議論を展開出来たこと、そしてその時間を多くの人と共有出来たことを非常に嬉しく思っています。このような空間を作り、積み重ねて行くことこそが私たちの役割であり、社会にとって必要なことであると再度確信することが出来ました。

高垣慶太(提言書提出者)
広島から上京し、初めて過ごした9月26日。地元では「核兵器廃絶国際デー」があまり身近ではなかったけれど、外務省・国連・市民が作り上げる議論の場に準備段階から関われたことは非常に貴重な経験でした。コロナ禍において、何度も企画の練り直しや内容の議論を繰り返しましたが、こうして議論の場が実現し、また今年は「提言書」という若い世代の想いこもる形あるものを残すことができました。提出の際は、「どうか少しでも核兵器廃絶の議論が進んでいきますように」と願いを込めると同時に、自分自身も一層の努力を積み重ねていきたいと改めて誓う瞬間でした。今後も9.26をはじめ、さまざまな立場、観点から核兵器廃絶について議論する場、知る・考えるきっかけの創出に邁進していきたいと思います。

徳田悠希(メディア対応 / 広報 / ディスカッション構成担当)
今年は、企画を一から作り上げる段階から関わらせていただきました。昨年から続くパンデミックで、身近な友人の中には家庭内の不和が深刻化し、本当に厳しい状況に置かれている人もいます。しかし、これまでそういった零れ落ちてしまった人々の安全は保障されておらず、今後もする気もないように感じていました。「安全保障」という言葉の中に、核抑止の必要性を主張する方々が思い描く安全とは何なのか、誰の安全なのか、いつも疑問でした。各登壇者の主張をディスカッションで引き出すことができたこと、嬉しく思います。これを踏まえて、凝り固まった安全保障に関する議論を、どのように変質させていくのかということにつなげていきたいです。

本間のどか(総合司会 / ゲスト調整担当)
今回のシンポジウムでは、司会として一番近くで白熱した議論を拝見することができ、大変貴重な機会となりました。外務省の言葉と私たち若者の核兵器廃絶というゴールは共有しているものの、まだまだ距離があることに課題を感じました。一方で、NOYOUTH NOJAPAN代表 能條さんの若い世代に期待を寄せるのではなく、今を生きる全ての世代が自分ごととして捉えるべきという呼びかけに、同じ課題意識を持つ同世代の者として、強く感銘を受けました。また、若い世代と先行世代がコミュニケーションを取りあうことがどれほど大切なのか、同時に難しいことなのか痛感できた場でもありました。

特に提言書の作成から、提出について、多数のメディアで報道されました。(一部、ご紹介します)