2022年 KNOW NUKES TOKYOの足跡

2022年も残りわずかとなりました。今年1年のKNOW NUKES TOKYOの1年をダイジェストでお伝えします。

1月 核兵器禁止条約発効から1年
1月22日、「オンライン被爆証言会vol.1『ヒバクシャと会ってみよう』」を開催しました。KNTの徳田悠希も語り手としてご一緒し、被爆から現在に至るまでの人生の横を歩かせてもらう、そして想いを知る会にしたいと企画しました。ルポはこちらから。

「生まれる前から被爆者」であった濱住さんがどのような思いを抱きながら核兵器廃絶を訴え続けてこられたのか

発効1年に寄せて、コメントを発表しました。「…核兵器廃絶は遠い未来の理想郷ではありません。誠実に、そして早急に解決すべき目先の課題です」
世界約10ヶ国、20名から日本の核兵器禁止条約に寄せる “メッセージ” を集め、展開しました。
広島・長崎・東京などに住む、若者でつくるネットワーク「すすめ核兵器禁止条約プロジェクト」主催の「冬のすすめ!フェス」(1月23日)に出演しました。その他にも様々な発信・取り組みを行いました。

登壇・講演(一部)
非核の政府を求める会主催シンポジウム(1月10日、徳田)
「すべての国に核兵器禁止条約の批准を求める連絡会」主催「まとめと交流会」(1月14日、高橋)

NHK Worldでオンライン証言会の様子が報道されたほか、多くのメディアに報道されました。一覧は、こちらからご覧ください。

2月 ウクライナ侵攻への抗議と、日本政府に締約国会議オブザーバー参加求める
2月24日にロシアがウクライナ侵攻し、核の脅しを行ったことを受けて、広島・長崎の友人たちと共にバナーアクションを展開し、東京からSNS上で賛同しました。また、議員ウォッチとともに「総理!ウィーンに行きましょう」と題して、地元の国会議員に日本政府のオブザーバー参加のために尽力するよう一斉に連絡するキャンペーンを展開しました。

議員ウォッチ・内藤百合子さん(当時)とともに



登壇・講演(一部)
原水禁主催「日米英国際シンポジウム」(2月8日、中村涼)
パルシステム東京主催「映画 太陽の子『いっぱい未来の話、しよう』」(2月19日、山口)
立命館大学自主ゼミ対話(2月20日、高橋)
WE21ジャパン主催「戦争被爆国日本の役割を考えるー行動する若者からの提言ー」(2月24日、高橋・徳田)
所沢平和委員会主催「ヒバクシャ&若者たち~核のない世界をともに創る~」(2月26日)

3月 ”模擬”締約国会議を開催
3月20日、核兵器禁止条約の”模擬”締約国会議を開催しました。32名の高校生から大学院生が各国大使になりきり、最終文書採択に向けて活発な議論が交わされました。参加国は、オブザーバー含めて10カ国と、保有国、ICAN、ICRC、オーストリア(議長国)。採択された最終文書は、本物の締約国会議に対して文書提出しました。

核被害者援助と環境回復のセッションでは、ジェンダー格差の観点を踏まえた具体的援助に向けた国際機関の設立などの提案がなされた

東日本大震災から11年を迎えるにあたり、福島県双葉郡広野町の高校生、渡邊光季さんをお招きし、インスタライブを行いました(3月13日、髙垣)
一部の議員・政党から核共有を検討すべきとの発言が出たことを受けて、カクワカ広島・議員ウォッチとともに合同緊急記者会見を開催しました。

登壇・講演(一部)
NO WAR 0305 Presented by 全感覚祭(3月5日、中村涼)
東京音楽大有志主催「第5回平和希求セミナー」(3月18日、中村涼・山口)

4月 締約国会議に日本政府を参加させるべく世論喚起
議員ウォッチと共催で、ライブ配信企画「国会議員に聞く『核兵器禁止条約と日本』」を行いました。公明党・平木大作参議院議員(4月15日)、立憲民主党・塩村あやか参議院議員(4月27日)、日本共産党・山添拓参議院議員(5月10日)

日本は締約国会議をどのように位置づけ、関わっていくのか、各党の国会議員と大学生が対話しました

4月24日、オンライン被爆証言会vol.2「ヒバクシャと会ってみよう 和田征子×徳田悠希」を開催しました。

登壇・講演(一部)
愛児福祉会「法人研修」(4月10日、髙垣)
アースデイ東京2022主催「参議院選挙が近い!どうするの?エネルギー政策」(4月17日、高橋)

5月 KNT設立から1年
5月3日に、KNT設立から1年を迎え、コメントを発表しました。「…苦悩の先に、それぞれの求める自分の姿や、社会の在り方があるからこそ、私たちは歩みを止めることはありません。それぞれのペースで、たとえ歩幅は狭くても、一歩一歩、希望を持って前に進み続けたいと思います」

いつも応援・サポート、本当にありがとうございます。KNTメンバーたち

5月18日、核兵器禁止条約 第1回締約国会議への派遣についてオンラインで記者会見しました。
5月20日、オンライン被爆証言会vol.3「~核兵器禁止条約締約国会議に向けて~ヒバクシャと会ってみよう 田中煕巳×徳田悠希」を開催しました。
締約国会議の渡航に向けて、団体バースデードネーションを行いました(143,319円のご寄付がありました)


6月 メンバー5名が締約国会議へ
6月21~23日に高橋悠太、中村涼香、徳田悠希、中村生、山口雪乃の5名が渡航し、非人道会議でのスピーチや各国政府へのアドボカシー、被爆証言会開催、世界の参加者との交流を行いました。世界の熱量に圧倒されました。ぜひ、改めてルポをご覧ください。ルポ「私たちの締約国会議」。渡航に際して、クラファンやNPO法人「WE21」のみなさんなどから多数のご寄付をいただきました。ありがとうございました。

ウィーン国際センター前にて
政府担当者に「被害者援助・環境回復」についてより踏み込んだ発言と対応を求める
シュテファン大聖堂で着物をきて、バナーにメッセージをもらう
前日に、日本政府担当者に対して、オンライン署名21,065筆を示し、会議参加を要請



6月3日、「オンライン被爆証言会vol.4~ヒバクシャと会ってみよう 家島昌志×徳田悠希~」を開催しました。
6月12日、核兵器禁止条約の初めての締約国会議に合わせて、現地に渡航する若い世代で出発式を行いました。
6月1日、締約国会議に渡航するメンバーが、外務省「ユース非核特使」の委嘱を受けました。ただ、政府が不参加を表明し、「委嘱した学生は締約国会議にいるのに、委嘱元の政府はいない」ことは問題だとし、会見しました(高橋)。

広島テレビやNHKほか、多くのメディアに報道されました。一覧は、こちらからご覧ください。

7月 締約国会議渡航報告のため全国を回り始める
国際会議渡航報告のため、メンバーが各地にお招きいただき(こちらから訪ね)、対話を重ねています(神奈川県内7回、中野、所沢、長崎、広島ほか、オンライン、合計約30回 / 9月20日時点)。各地で出会う、お1人お1人と直接お話ができて、大変嬉しいです。

WE21いずみを訪問した時。渡航を支援いただいたご縁がつながる

政府の「SDGs実施指針」改訂に関する民間のパートナーシップ会議の「平和と公正」の部会に高橋悠太がメンバーとして招聘され、議論しました(7月27日ほか)。

登壇・講演(一部)
平和と未来のひろば・小平実行委員会「2022 平和と未来のひろば・小平」(7月31日、高橋・中村生)
全国民間保育園経営研究懇話会主催「締約国会議渡航報告会」(7月15日、高橋)
洗足学園での修学旅行事前学習(7月19日、高橋・中村涼・生)
平和のための戦争展inよこはま(7月16日、高橋)


8月 KNOW NUKES WEEK開催とNPT再検討会議へ渡航
8月6日と9日に合わせて、被爆の実相と向き合い、核兵器をどう無くしていくのかを考える
企画「KNOW NUKES WEEK 2022」を行いました。オンラインでつながり、どこにいても広島や長崎に思いを寄せられるように工夫しました。また、広島・長崎などにいるメンバーともオンラインでつなぎました。また、7月30日から8月10日、NYで開催されたNPT再検討会議に、高橋悠太が渡航しました(カクワカ広島共同代表、核なき世界基金よりサポートいただきました)

イベントに参加してくださったみなさんと
世界16団体とともに作成した「共同声明」を代表して読み上げる
8月6日、アントニオ・グテーレス国連事務総長と中村涼香らが対話しました

8月27日、修学旅行で長崎を訪れる長野高等学校の2年生の皆さんの事前学習に中村涼香と中村生がお邪魔しました。
8月29日、ICRC駐日代表部主催の「核兵器禁止条約第一回締約国会議に参加したユースの報告会」に高橋が参加・発言しました。

登壇・講演(一部)
メンバーが多くのメディアやイベントに登壇・出演しました。TBS「テレメンタリー」でウィーン渡航の様子が30分のドキュメンタリーとして、特集されました。


9月 核兵器廃絶国際デーシンポジウム、企画協力
国連は9月26日を「核兵器廃絶のための国際デー」として定めており、私たちは毎年核兵器廃絶NGO連絡会(主催)と国連広報センター(共催)と連携し、シンポジウムを開催しました。メンバーの徳田悠希も登壇しました。

締約国会議参加の経験から、核とジェンダーの関係についてコメントする徳田

9月中旬から、メンバー募集を行いました。

登壇・講演(一部)
9月14日、広島市内で、共同代表・高橋悠太が修学旅行生の「平和講話」を担当し、その後対話しました。
「戦争も核もいらない中野のつどい」参加・講演(9月2日、高橋・徳田)*後に、収益の一部をご寄付いただきました。
立憲パートナーズ東京主催「第2回 核兵器禁止条約 勉強会」(9月12日、高橋・徳田)
PEACE DAY財団主催「PEACE DAYウィーク」イベント登壇(9月18日、高橋・徳田)
日光市主催「日光市から戦争と核兵器のない平和な世界を考える」登壇(9月26日、中村涼・徳田・本間)
兵庫ユニセフ協会主催「締約国会議・NPT渡航報告会」(9月26日、高橋)

10月 洗足中学校で「みんなは外交官!」ワークショップ開催
10月21日、洗足学園中学校3年生のみなさんと「みんなは外交官!」ワークショップ開催を開催し、10人弱のグループに分かれ、2人1組で国を分担し、外交官になりきったつもりで、締約国会議のような議論を行いました。短い時間の中、それぞれの班では最終文書の採択を目指して白熱した議論が展開され、主体的な学びの時間となりました。後日開かれた修学旅行報告会にも参加しました。

10月25日、修学旅行で長崎を訪れる事前学習の一環で、練馬高校の2年生約200名の講演を担当し、交流しました(徳田・高橋)

登壇・講演(一部)
10月23日、関西在住の高校生平和大使ら主催の核兵器禁止条約の勉強会でお話しました。(高橋)
10月18日、立教大学社会学部の講義を、ゲスト講師として担当(高橋)



11月 核廃絶をあなたの街から 「議員ウォッチ47」スタート
議員ウォッチは、2023年3月までに、各地元団体らとタイアップして、メンバー(大学生)が47都道府県を訪ねるキャンペーン「議員ウォッチ47」を始めました。KNTメンバーも参加しています。四国から始まり、近畿・九州、合計14府県をめぐりました(12月28日時点)。現地では、パートナー団体の協力の下、各地で県知事・県担当者・地方議員との面会、イベント、地域の方との交流などを行っています。今後、他のエリアも回る予定です。ご協力いただいているみなさま、ありがとうございます。パートナー募集中です!統一地方選、第2回締約国会議を前に、各地元から核兵器廃絶や軍拡にNOと声をあげられるかが鍵です。詳細はルポをじっくりとご覧ください!四国編九州編近畿編

10月31日、井上高知県副知事と面会。高知の反核運動関係者のみなさんとともに。
11月27日、京都カラスマ大学との共催イベントでグループワーク
12月12日、長崎県国際課のみなさんと交流

登壇・講演(一部)
11月13日、地球市民集会ナガサキ実行委員会主催「討論会」登壇(高橋・山口)
11月17日、メンバーの徳田悠希と櫻井かおりが、お茶の水女子大学附属高校を訪問し、講演を行いました。


12月 仲間が増えました!
メンバーが増え、10名となりました。KNTでは、毎週月曜夜に、定期MTGを開催しています。新たに月に1度「勉強会」を行うことを定例化しました(勉強会担当:髙垣・中村生)

11月21日、勉強会の様子
12月10日、広島市内で開催の国際賢人会議「NGOとの意見交換会」に高橋が参加し、発言しました

高橋が、NGOの一員として、岸田首相が主催した「国際賢人会議」に参加し、女性やこれまで議論に関われなかった人々が議論に参画できるようにする努力の必要性などについて発言しました。高橋が2022年の核軍縮を振り返った番組がホームテレビで報道されました。よろしければご覧ください。
12月6日、メリッサ・フレミング国連グローバルコミュニケーション担当事務次長が来日し、国連広報センター主催の平和や核軍縮に携わる関係者との対話に高橋・中村涼が参加しました。

登壇・講演(一部)
核なき世界基金主催シンポジウム登壇(12月11日、高橋)
ワンワールドフェスティバル for ユース登壇(12月18日、高橋)


KNOW NUKES TOKYOの2022年をダイジェストで振り返りました。これでも「一部」です。多くの場所にお招きいただき、またこちらから伺い、出会いを大切にして、つながりを広げ、問題意識を共有してきました。その中で、少しずつ物事が動き、社会のあたりまえが変化してきたように思います。残念ながら、世界は楽観できる状況ではありませんが、私たちは歩みを止めることはありません。ご支援・連帯、ありがとうございます。2023年もよろしくお願いいたします。

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